香港とマカオの債券決済システムが直接相互接続へ
香港金融管理局とマカオ金融管理局は9月16日、両地の再建市場の発展を促進するため、香港金融管理局の債券決済システム(CMU)とマカオ金融管理局の全額出資子会社であるマカオ中央証券預託清算会社(MCSD)が運営する中央証券預託清算システムを直接相互接続することを共同発表した。 マカオ金融管理局によれば、直接相互接続の取り決めにより、香港の投資家はCMUのアカウントを通じてMCSDに預託されている債権の決済、清算、保有が可能となり、またマカオの投資家はMCSDのアカウントを通じてCMUに預託されている債権の決済、清算、保有が可能になるとのこと。この取り決めは香港とマカオの金融協力における新たなマイルストーンとなると同時に、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)の中核都市の共同発展において重要かつ遠大な意味を持つとした。 直接相互接続の正式な開始日と具体的な取り決めの内容については、追って発表するという。