地域全体で子育て応援 福島県南相馬市で「未来フェス」 工作や働く車の展示も
福島県南相馬市のこども未来フェスティバルは16日、同市原町区の市民文化会館ゆめはっとと同館周辺で繰り広げられ、地域全体で子育てを応援する機運を高めた。 子育て支援や子どもたちが楽しめるさまざまなコーナーを開設した。「保育園・幼稚園のひろば」では市内の保育園、幼稚園の先生と一緒に幼児が工作を楽しんだ。各園の取り組みを写真などで紹介した。 市内の自動車リサイクル会社シマ商会はショベルカーやトラックを展示した。働く車に親しんでもらいながら、リサイクルを通じた国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた活動をPRした。 福島大地域未来デザインセンターはネット上で子育ての悩みを話し合えるオンラインサロンのデモ展示を行った。仮想空間でアバター(分身)同士が会話するため、プラバシーを守りながら会話できる。12月11日のサロン本番に向けて機能を確かめた。東北大、福島大、会津大の学生らによるワークショップや相馬農高、小高産業技術高の農作物、加工品の販売コーナーも設けた。
ゆめはっとのステージでは幼稚園や小学生が楽器演奏、ダンスグループがパフォーマンスを披露した。 (相双版)