快適なキャンプ睡眠のための4つの必須アイテムとは? コールマンに聞く!「寝袋&寝具の基礎知識」【vol.01 寝室の基本とレイヤード】
キャンプに行こうと思ったとき、真っ先に思い浮かぶのが「寝袋」です。ただし、テントの中で快適に寝るにはそれ以外にも必要なアイテムがいくつかあるようです。ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に、テントの寝室づくりに必要なキャンプ用品の基礎知識や選び方についてお聞きしました。 【写真】快適に就寝できる寝袋以外のアイテムを見る(全3枚)
家と同じように考えれば「レイヤード」が必要
キャンプでの宿泊の必需品ともいえるのが、「寝袋(スリーピングバッグ)」です。でも、実はテントの中でぐっすり眠るには、それ以外にもいくつかのアイテムが必要です。 「家で寝ることを考えてみても、床の上に直接寝るのではなく、まずカーペットやじゅうたんなどがあって、その上にベッドやマットレスを敷いて、そこに布団などの寝具をのせますよね。テントの寝室づくりも同じで、寝袋の下にいくつかの層=レイヤードをつくることをお勧めします。 なぜかというと、テント内では家の床よりも地面からの冷気や湿気、凸凹を直に感じやすく、それが安眠の妨げになります。寝袋の下にそれらを和らげる緩衝材のようなものを重ねておくことで、快適に過ごしていただけます」
外からの冷気や地面の凹凸を感じないように
「寝室づくりには、快適に過ごすための4つのアイテムがあります。安眠をサポートするアイテムになりますので、すべてそろえられると安心です」 ●寝袋 実際に身体を入れるスリーピングバッグ(シュラフ)。敷き布団や掛け布団の役割を果たします。ぐっすりと眠るためには、キャンプ予定地の気温に合ったモデルを選ぶことが基本です。大きく分けて封筒型とマミー型があり、夏用や冬用、オールシーズン対応のモデルもあります。 ●マット 地面の凸凹や冷気の影響をできるだけ受けないようにしてくれる、快眠のための必須アイテム。敷布団やベッドのマットレスの役割を果たします。 ●インナーシート 家におけるじゅうたんや畳に当たるアイテムで、地面からの冷気や湿気の侵入を防いでくれます。サイズはテントのインナーサイズに合わせます。 ●グランドシート テントの真下に敷くことで、地面からの湿気や雨による水の侵入をカバーする役割を果たします。また、一枚敷くだけでテントが汚れにくくなり、後片付けがグンとラクになります。やはりサイズはテントのインナーサイズに合わせます。 寝袋だけでなく、テントで快適に眠るために必要な4つのレイヤードアイテムに注目しましょう。
塩田真美