センバツVの栄誉たたえ 大阪桐蔭にガラス製優勝盾 四日市の工芸作家・松田さん制作 /三重
今春の第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)で4年ぶり4回目の優勝を果たした大阪桐蔭高校(大阪)の栄誉をたたえ、ガラス工芸作家の松田忠雄さん(88)=四日市市小林町=が、ガラス製の優勝盾を制作した。近く同校へ送る予定だ。 ガラスに細かい砂を吹き付け、文字などを彫るサンドブラストと呼ばれる技法を駆使し、監督や選手名、頂点に至るまでの軌跡が分かるトーナメント表を仕上げた。優勝の2文字は赤色、校名は金色で表した。選手らの名前を彫り込んだグラスも作った。 他の参加校には選抜出場の記念になればと、鏡面ガラスに選手名などを彫った作品を制作した。 松田さんは「コロナ下でハプニングも起こったが、球児たちは皆、よく頑張った。優勝や甲子園出場の記念品として喜んでもらえれば」と話した。 松田さんは春・夏の甲子園優勝校や全国高校ラグビーの優勝校に贈呈するため、ガラス製の盾を作り続けている。【松本宣良】 〔三重版〕