【ベトナム】3Q業績回復、製造業4割が予想=政府調査
ベトナム統計総局(GSO)が製造業を対象に実施している四半期ごとの景況感調査で、第3四半期(7~9月)の経営状況が「前期より改善する」と回答した企業は40.7%に上り、「悪化する」と回答した17.1%を大幅に上回った。 GSOは全国63省市の加工・製造業6,000社余りを対象とした調査結果を6月29日付で発表した。それによれば、第2四半期(4~6月)の経営状況が「前期より改善している」と回答した企業は37.4%で、より多くの企業が第3四半期の景気回復を期待していることが分かる。第3四半期の経営状況が「前期と横ばい」と見込む企業は42.2%だった。 第2四半期に直面した経営上の課題としては「内需の停滞」と回答した企業が53.4%で最多で、「国内市場での競争の激しさ」が50.4%で続いた。「貸出金利の高さ」は22.3%で、前期から3.9ポイント増え、上昇幅は最大だった。 政府に求める支援策としては、全体の50.1%が「貸出金利の引き下げ」を挙げた。「原材料や燃料価格の安定化」が44.9%、「原材料供給の安定化」が30.5%で続いた。内需刺激のための「ベトナム製品の優先使用の奨励」は28.9%だった。