もはや思考停止寸前なほどホンダの新型EVは新技術盛りだくさん! 2026年に発売予定の「Honda 0シリーズ」技術発表会を開催
ユーザーのストレスを軽減し楽しさも加味する
Honda 0シリーズの「Wise(賢く)」というのは、クルマの走行性能に対する面だけではないようだ。知能化とデジタル技術の活用により、ユーザーのストレスは最小化しながら、運転や車内空間での楽しさを最大化し、クルマでの移動における新たな感動体験を提供することにも重きが置かれている。 車載インフォテイメントにおける操作のシンプル化が徹底され、ユーザーごとにパーソナライズ・音声アシスタントによるサポートを継続的に進化させるていくという。加えて、画像認識による状況理解や、独自の行動予測アルゴリズムの活用により、クルマがユーザーの状況や意図を理解し、最適化や先回りした提案・サポートを行うというのだ。 ストレスを低減しつつ、そこに楽しさを加味するエンタメサービスの充実や運転好きのユーザーがさらに楽しくなるようなコンテンツの拡充、XR(拡張現実)技術を活用したクルマに同乗していない人ともつながる仮想同乗体験なども、今後もさらに充実させていく方針だと今回発表された。 このように、Honda 0シリーズはソフト、ハードの両面でホンダらしいポジティブな面を継承しつつ、既成概念にとらわれない柔軟な発想のもと開発されている印象だ。今回、このような技術説明会「Honda 0 Tech Meeting 2024」を開催してくれて正直ホッとした。なぜなら、車両発表と同時にこれだけの新技術を紹介されたら、情報過多で危うく思考停止しまうところだったからだ。これで、多くの部分でベールに包まれていたHonda 0シリーズについて、少しは理解が深まったかもしれない。 今回公開された技術や電動化に向けた考え方は、2025年1月に開催予定のCES 2025で新たなHonda 0シリーズのモデルとして公開を予定しているという。それがどのような姿で具現化されているのか、またその先に現れるであろう量産車に向けて、さらなる技術開発や驚きの仕掛けがあるのか、ホンダがやることだけに期待と想像が膨らむ一方だ。
TET 編集部