「夏休みの思い出づくりにぜひ参加して」と呼びかける愛生会職員ら＝大崎町菱田

　鹿児島県大崎町菱田の社会福祉法人「愛生会」が、同町総合体育館で２１日開く「第３６回カブト虫相撲大会」の準備を進めている。２０２３年本格整備した室内養殖場では成虫が誕生し、１１日は相撲を取り始める血気盛んなオスの姿も見られた。 【写真】〈アップで見る〉室内養殖場で生まれた血気盛んなカブトムシのオス＝大崎町菱田の愛生会

　同会は新型コロナウイルス禍の２２年から室内養殖に挑戦。今年も６月上旬からオス・メス合わせて約３００匹が生まれ、室温を約２０度に下げてふ化の時期を遅らせているという。 　大会は小学生が相撲と競歩、未就学児が綱渡りと力くらべに参加できる。カブトムシは各自持参（外国産不可）だが、室内養殖場で生まれ育ったオスを１匹２００円で会場で販売する。 　小学生のとき弟と一緒に出場経験がある大会実行委員長の小野大樹さん（３６）＝恵誠園サービス管理責任者＝は「昨年よりいい大会にするため職員一同準備してきた。ぜひ参加して夏休みの思い出にしてほしい」と呼びかけた。 　受け付けは午前８時。オープニングセレモニーでは手話コーラスを披露する。参加無料。相撲の部総合優勝にはｉＰａｄかＰＳ４が贈られる。ほか豪華賞品、全員への参加賞あり。愛生会＝０９９（４７７）１１７１。