老人ホーム入居者の預金約44万円横領か 元施設長の27歳男を逮捕 通帳と印鑑を無断で持ち出すも職務質問で発覚
奈良市の老人ホームの施設長だった男が、入居者の預金通帳と印鑑を無断で持ち出し、現金約44万円を引き出し横領したとして逮捕されました。 奈良県桜井市に住む小田佳祐容疑者(27)は、奈良市内の老人ホームで施設長を務めていた3月から5月までの間、入居していた55歳の男性の通帳と印鑑を勝手に持ち出し、預金口座から4回に分けて合わせて43万9000円を引き出した業務上横領の疑いがもたれています。 警察によりますと、男性の通帳と印鑑は施設で預かり保管していましたが5月、別の窃盗事件に関わった疑いで小田容疑者を職務質問した際に所持品を調べたところ、男性名義の通帳と印鑑を持っていたことから発覚したということです。 小田容疑者は警察の調べに対し、「入所者から預かった通帳と印鑑を、自分自身のために使う目的で横領した」と容疑を認めているということで、警察は余罪があるかどうかを調べています。
ABCテレビ