大谷翔平に名物記者ズバリ「アンチも認めざるを得ない」オオタニvsジャッジ“アメリカで激論”のウラで…聞かれたジャッジ本人の“ある答え”
名物記者ズバリ「アンチも認めざるを得ない」
米全国紙USAトゥデーの名物記者ボブ・ナイチンゲール氏は10月21日付の記事で「MLBも放映権を持つテレビ局も、広告主も、数百万人の野球ファンも、みんながこれを望んでいた。ジャッジとオオタニが同じステージで顔を合わせば、驚異的な盛り上がりで世界を揺るがすことになるかもしれない」とつづり、米老舗雑誌ニューズウィーク電子版は「最高に辛辣なヤンキースアンチもドジャースアンチも、球界最高の選手がフィールドでしのぎを削るこのシリーズの価値を認めざるを得ないだろう」と論じた。 ニューヨーク・ポスト紙の名物記者ジョン・ヘイマン氏は「このシリーズは、恐らくハリウッドの夢物語よりも最高傑作」と評しつつ「この上、もし万が一でもオオタニがリリーフでマウンドに上がりでもしたら、とんでもないドラマになる」と夢を膨らませ、米野球データサイト「ファングラフス」は10月22日付の記事で「ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジがワールドシリーズで戦うことは、巨人同士の激突」とし「この2人のスーパースターに注目が集まることは避けられず、MLBにとっては広報宣伝という面でまさに夢の実現だ」と指摘した。 レッズなどで活躍しオールスターに3度選出された元内野手で解説者のショーン・ケーシー氏は10月21日付の自身のポッドキャスト「ザ・メイヤーズ・オフィス」で「MLBとマンフレッド・コミッショナーは今、祝賀パーティーを開いているんじゃないの。ドジャースとヤンキースという夢のマッチアップ。野球界を背負うスター、ジャッジとオオタニが戦う。最高だね。ロッキーとドラゴの戦いみたいなものだ」と映画「ロッキー4」の名勝負にたとえて興奮を表現した。
アメリカで激論「ジャッジとオオタニ、ベストはどちらか」
今季の大谷とジャッジは、レギュラーシーズン中から米メディアの間でたびたび比較されてきた。大谷は前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成しただけでなく、一時は三冠王を争う勢いだった。一方のジャッジは自身が2022年に樹立したア・リーグ最多記録の62本塁打に迫る勢いで本塁打を量産し、結局58本にとどまったものの2年ぶり3度目の本塁打王で、大谷と同じく三冠王にもう一歩のところまで迫っていた。 9月7日付のMLB公式サイトは「ジャッジとオオタニ、どちらがより歴史的なシーズンを送っているか」のテーマで専属記者が議論を戦わせる記事を掲載していた。 上級編集者のジェーソン・カタニア氏は「毎日のように本塁打や盗塁を決めるオオタニはよりスリリングでドラマチックだった」と大谷に1票を投じ、データ分析担当のマイク・ペトリエロ記者は「ジャッジは打撃に関しバリー・ボンズやベーブ・ルースらに匹敵するレベルでオールラウンドな数字を刻んでいる」とジャッジに1票を投じるなど激論となっていた。8月21日付の米経済誌フォーブス電子版も「ジャッジとオオタニ、ベストはどちらか」のタイトルで記事を掲載し「ジャッジとオオタニは独特な存在。どちらも勝敗を左右する力を持っている。2人がメジャーでプレーを続ける限り、どちらが優れているかという議論は続いていくだろう。どちらがベストか。それは見る者の主観で変わるのではないか」と論じている。
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