【ホンネ】結婚式のご祝儀、20歳代の64.3%が「3万円のご祝儀は高い」と回答:若者の貯金事情も紹介
もうすぐ6月がやってきます。6月といえば「ジューンブライド」、結婚式シーズンの到来。 【写真をみる】20歳代の平均的な貯金額はいくら? 結婚式への「若者のリアルな声」をランキング形式で紹介 洋装結婚式の発症の地であるヨーロッパに古くから伝わる伝承です。 結婚式に招待された際、現代のマナー的に知っておきたいのが、新郎新婦へのお祝いを包む「ご祝儀」。実は最新の意識調査によると、20歳代の64%が結婚式のご祝儀が高いと感じているようです。 今回は、最新の意識調査をもとに結婚式の「ご祝儀」事情を探っていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【最新】20歳代の男女に聞いた「ご祝儀」に関する意識の違い
式場探しサービス『トキハナ』を運営する株式会社リクシィが「結婚式・結婚に関する不満を教えてください! アンケート」及びインターネットリサーチを実施。 調査概要は以下の通りです。 ・調査方法:Xによるアンケート調査(インターネットリサーチ) ・調査対象:20歳代~40歳代男女 ・アンケート母数:361名 ・実施日:(アンケート)2024年2月22日~4月3日、(サンプリング調査)2024年4月2日~4月9日 ・リリース公開日:2024年4月24日 ●20歳代に聞いた「3万円のご祝儀は高いと思うか」64%が高いと回答 年代別に「3万円のご祝儀は高いと思うか?」という質問に対し、20歳代の64%が「高い」と回答しました。 ご祝儀が高いと回答した人からは「結婚式ラッシュで立て続けの出費が辛い」「人数合わせで呼ばれている感のある式で払うのはつらすぎる」といった意見が寄せられています。 なかには「ご祝儀の金額設定が世の中の物価、給与と合ってなさすぎる」という声も。たしかに、この物価高で不変であるのはたとえ喜ばしいものでも辛いかもしれませんね。 次の章からは、若者が「3万円のご祝儀が高い」と感じてしまう背景について考察していきます。
【解説】なぜ、ご祝儀に不満な若者が増えているのか? 考えられる2つの背景
それでは、若者が3万円のご祝儀を高いと感じる理由を深掘りしていきましょう。 ●形式張った結婚式へ支払うのはちょっと…「タイムパフォーマンス重視」 同社が行った追加調査によると、結婚式の参列経験者は式内での待ち時間、新郎新婦との交流の少なさに不満を持っているようです。 加えて、同じような内容の結婚式に複数回参加することで、3万円のご祝儀が「価値に見合っていない」と感じるといった意見が集まっています。 結婚式の内容や長い拘束時間が高額なご祝儀に見合わないと感じることが、3万円のご祝儀を高いと思わせる原因の一つになっていると考えられるでしょう。 ●参列者のお金事情:20歳代男女の平均貯金額は「毎月3万円以下」が73% 調査内で貯金額を尋ねる質問において、20歳代の73%が「毎月の貯金は3万円以下」と回答。現代の若者の多くが、貯金にをあまりしていない経済状況にあると明らかになりました。 物価高等と社会保険料の上昇などインフレにより、結婚ラッシュの時期にある20歳代半ばの「経済的余裕」は縮小していると予測できます。 自由に使えるお金が限られている状況下で「3万円のご祝儀」が多くの若者にとって決して小さくない負担になっている可能性が高いと考えられるでしょう。 さらに、結婚式での「ご祝儀を支払う」以外に祝う手段が限られていることも、若者が結婚式にネガティブな感情を持つ要因となっているかもしれません。 次の章では、そんな結婚式に対する不満から、今後の結婚式に求められる条件などを考察してみます。