明治時代から続く四万十市西土佐の伝統的な秋祭り 《牛鬼》行列に祈る五穀豊穣【高知】
高知さんさんテレビ
高知県四万十市西土佐で伝統的な秋祭りが行われました。沈下橋を練り歩く「牛鬼(うしおに)」の姿に人々が五穀豊穣を祈りました。 太鼓の音色とともに半家沈下橋を渡る「牛鬼」。四万十市西土佐半家地区で行われたのは明治時代から続くとされる秋祭りです。 半家天満宮で神事を行ってから出発。魔除けの意味を持つ「牛鬼」を10人ほどで担ぎます。牛鬼を先頭に伝統の衣装に身を包んだ地域の住民や子供たちが沈下橋を練り歩きます。 牛鬼は愛媛県南予や高岡郡四万十町などに今も残る風習で、半家地区には交流が盛んだった宇和島市から伝わったとされます。 Q.きょうの歩き具合どうでした? 牛鬼を担いだ高校生: 「きょうは良かったと思いますよ。生き生きしていて」 牛鬼を担いだ高校生: 「そんな走るのみんな~、みたいな。待って~って思ってました」 半家地区 郷土芸能保存会・中野 成徳会長: 「みなさんが健康で、五穀豊穣につながればいい」 行列に加わったのはおよそ50人。近隣の小中学生14人が地域学習の一環として牛鬼とともに練り歩きました。沈下橋を渡った後は伝統の「五ツ鹿踊り」や「花取り踊り」も披露されていました。
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