「99のセクハラ」認定 岐阜・岐南町長「このままでは納得できない」
日テレNEWS NNN
岐阜・岐南町長のセクハラ疑惑について、第三者委員会による調査結果が公表され、少なくとも99のセクハラ行為があったと認定されました。 ◇ 27日朝、記者が岐南町の小島英雄町長に聞きました。 ――いよいよ結果でますけど、それについてはどうですか? 小島英雄町長 「何も思わない。ありませんので、よろしく」 小島町長は足早に車に乗り込んでいきました。自身のセクハラ疑惑について27日、調査結果公表の日を迎えました。 疑惑が持ち上がったのは、去年5月です。小島町長が、複数の女性職員に対し、頭をなでたり、尻を触るなどのセクハラ行為をしたのではというものでした。 小島英雄町長(当時73) 「私は70歳をこえているので皆さんはわかりませんが、頭をなでるということは『よく頑張った』という意味。それをイヤと言ってもらえれば、私もやりませんでした」 小島町長は、女性職員の頭をなでたことは認めたものの、ねぎらいや激励の意味だったと説明していました。その後、町議会は小島町長に対する辞職勧告決議案を提出。賛成多数で可決されました。 小島英雄町長 「粛々と公務をこなして、第三者委員会の結論を待って対応したい」 ――セクハラと認定されたら辞職か 小島英雄町長 「もちろんします」 町長が自身の進退を委ねることにしたのが第三者委員会の調査結果。27日、公表されたその報告書では「多数の女性職員に対してお尻を触る」「背後から抱きつく」など少なくとも99のセクハラ行為が認められました。 「スカートをはいていた日、『その下は何かはいとるんか』と聞かれた」 「『足、寒くないか』と足を触る」 「週一回くらい呼び出しがあり、そのほとんどがなんらかの身体接触」 明らかになったのは、このような行為などでした。中には強制わいせつ罪にも該当する可能性がある行為も確認されたということです。 また、「懲戒」「クビ」などの言葉を伴ったパワハラ行為も認められました。 第三者委員会は町長に対し、「“即時の辞職”以外の選択肢はない」と意見。この結果に小島町長は27日午後6時ごろ、次のように話しました。 小島英雄町長 「一方的な意見で、こうだと決めつけている。やはりこのままでは納得いかないということで、もっと精査してやってほしい。ぼくは選挙で選ばれた人間ですよ。それを第三者委員会が辞職をなんで促すんですか」 ――自身の進退は 小島英雄町長 「決めてますよ。とにかく今は公務をこなすだけ、それは決めていますので大丈夫です。皆さんに心配されることはありませんから」 小島町長は28日、会見を予定しているということです。