【J1順位表】上位も下位も“混沌” 首位神戸は敗戦 J1残留争う3チームはそろって勝利
3週間ぶりの開催となったサッカー明治安田生命J1リーグ。中断期間明け最初の試合となる第22節の9試合が5日、6日に開催されました。
湘南1-0広島(レモンガススタジアム平塚)
◆得点者【湘南】大橋祐紀 J2降格圏の最下位に沈む湘南は、今夏に加入したDFキム・ミンテ選手、FWディサロ燦シルヴァーノ選手、ベルギーから復帰のMF田中聡選手をスタメン起用。 0-0で迎えた後半開始早々、ディサロ選手が前線でキープし小野瀬康介選手につなげるとダイレクトに大橋祐紀選手へ。右足で放った強烈なシュートは、広島GK大迫敬介選手の手をはじきネットに突き刺しました。 この1点を最後まで守り切った湘南は今季初の完封は4月1日以来となる16試合ぶりの勝利。ホイッスルの瞬間、勝利の喜びに沸いた選手たち。ホームのサポーターと喜びを分かち合った湘南は最下位を脱出しました。
名古屋1-0新潟(国立競技場)
◆得点者【名古屋】森下龍矢 57058人が詰めかけた国立競技場での一戦。名古屋はこの中断期間中に10番のマテウス・カストロ選手がサウジアラビアへ移籍。この日はマテウス選手が務めていたポジションには和泉竜司選手が務めました。 名古屋は前半14分、右サイドの藤井陽也の横パスを和泉選手が鋭い抜け出しで突破。一気に新潟ゴール前に迫ると、最後はマイナスのクロス。ゴール中央で森下龍矢選手が合わせて先制点。マテウス選手の穴を埋める活躍を見せます。 その後和泉選手が前半途中で交代するも、後半にはオランダから復帰した前田直輝選手、札幌から加入の中島大嘉選手を投入。後半29分には、中島選手が競り勝ったボールに前田選手がシュートを放つなどチャンスを作りました。 名古屋は1-0での今季6度目の完封勝利、首位神戸と2位横浜FMを追走します。
鹿島3-0札幌(県立カシマサッカースタジアム)
◆得点者【鹿島】樋口雄太、植田直通、鈴木優磨 鹿島はキックオフわずか12秒、巧みなパスワークで札幌ゴールに迫ると、最後は樋口雄太選手が走り込みシュート。電光石火の攻撃で先制ゴールを奪います。 さらに前半15分、今夏J2甲府から移籍した右サイドバック須貝英大選手が獲得したCKからチャンス。樋口選手のキックから植田直通選手がヘディングで合わせ追加点。鹿島は後半にもCKから鈴木優磨選手がヘディングで3点目。鹿島は札幌に完封勝利で2連勝を飾っています。