<栗原小巻>父の教え子は「水戸黄門」 「女性も仕事を」と教えた母 自宅の本箱には多数の演劇書 「徹子の部屋」で
俳優の栗原小巻さんが、9月13日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。今までほとんどしなかった母のことを話した。母には「子供の頃から『女性も仕事持たなくちゃだめよ』って教えられましたね」。その母はミス・シセイドウ(ビューティーコンサルタントの前身)として活動、日本大学で演劇の勉強をして、東宝の重役秘書を経て、NHK放送劇団の1期生となった。黒柳徹子さんの先輩に当たる。当時はラジオの時代。「私が生まれてからは仕事はしなくなって」 と話した。 【写真特集】栗原小巻、愛くるしい笑顔と品のある服装で「徹子の部屋」に
母は、舞台を見て良くないと思えば何も言わない人だった。それだけに、母が良かったと言えば、「すごい良かったんだ」と受け止めた。「私、長女ですので、厳しくしてくれてよかったと思ってます。私ものほほんとしたようなところがあり、そんなにしっかりした少女ではなかったものですから、少ししゃんとしなきゃいけないという気持ちを持たせてくれました」と語った。
父は児童演劇に携わった演出家。九州出身で、小倉師範学校を卒業。日本大学の芸術で教えていた。コメディアンの三木のり平さんや、「水戸黄門」で2代目水戸光圀役を演じた西村晃さんらが教え子。父はバレリーナになると思っていたが、父には相談せずに俳優養成所を受験した。「私の家の本箱には演劇書がたくさんありましたので、そういうのを見て勉強して試験を受けました」「俳優になりたいと思ってませんでしたが、でも受験する時に本箱見た時にそういう本がたくさんあって、ああやっぱりそういう道に進むことになったのかしらって思いましたね」と振り返った。