【柔道】銅メダルの永山竜樹 言葉つまらせ「気力で戦った」 家族や応援の声に“感謝”の思い 準々決勝では判定に泣く
◇パリオリンピック2024 柔道男子60キロ級(日本時間28日、シャンドマルス・アリーナ) 【画像】「待て」の声がかかるも失神と判定 絞め技で一本負けとなった柔道男子60キロ級永山竜樹選手 柔道男子60キロ級の永山竜樹選手が3位決定戦でトルコのサリフ・イルディス選手を破り、銅メダルを獲得しました。 永山選手は準々決勝、スペインのフランシスコ・ガルリゴス選手と対戦し、絞め技で敗戦。主審の「待て」の後も、相手に数秒ほど絞め技を継続され、失神と判断されました。 納得のいかない判定に永山選手は、ガルリゴス選手との握手を拒否。その後も畳の上から降りず、5分ほど抗議をするなど、異例の試合となりました。 それでも敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦では内股と横車の合わせ技一本で勝利。執念の銅メダルをつかみました。 「負けてから、切り替えるのが大変だった」と永山選手。銅メダル獲得にも悔しい表情を見せます。 3位決定戦の前の心境について「目標は金メダルだったので...」と言葉をつまらせ、「正直ちょっときつかった。気力で戦った」と声を振り絞りました。 それでも「家族や、たくさんの方々が応援に来てくれていたので手ぶらで帰るわけにはいかない」と話し、インタビュー最後には「たくさんの方々に支えられてここまでこれたので金メダルは取れなかったけれど感謝の気持ちを伝えたい」と感謝の言葉を続けました。