2位確定の阪神、岡田監督「まだ１カ月ぐらい野球をしたい」 佐藤輝が殊勲の逆転三塁打
阪神7－6DeNA（29日、甲子園） 前日にリーグ連覇を逃した阪神が4点差をひっくり返す逆転勝勝利を収め、リーグ2位を確定させた。10月12日開幕のクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージは本拠地開催が決定。岡田監督は「すごく大きい。地の利があるので、やっぱり甲子園がいい」と笑顔をみせ、ポストシーズンに視線を向けた。 2－6で迎えた七回にビッグイニングが訪れた。代打糸原の適時打、近本の犠飛で2点を加え、なお2死一、二塁。大山の適時打で1点差に詰め寄ると、続く佐藤輝が左翼線を破る逆転の2点三塁打を放ち、この回一気に5得点。三塁へヘッドスライディングで滑り込んで執念を見せた佐藤輝に、場内からは「テル」コールが沸き上がった。 佐藤輝の殊勲打について「もうちょっと早くしてくれたらよかったのに」と苦笑した指揮官は「まだ1カ月ぐらいは野球をしたい。いい準備をして臨みたい」。日本一連覇への挑戦はまだ終わっていない。（嶋田知加子）
