源氏物語は"平安時代の植物図鑑"!?草花から紫式部の世界を堪能 新潟市秋葉区・県立植物園で企画展
源氏物語に登場する植物が並ぶ企画展が、新潟市秋葉区の新潟県立植物園で開かれている。登場人物にちなんだものや和歌に登場する草花が展示され、来場者は植物を通して源氏物語の世界を堪能していた。 県立植物園によると、源氏物語は100種類以上の植物が登場し、「平安時代の植物図鑑ともいえる」という。植物から源氏物語や平安時代の文化について理解を深めてもらおうと企画した。 会場では、「紫の上」をハス、「六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)」をサカキとするなど、登場人物を植物に例えて紹介している。 作者紫式部が生きた時代についても知ってもらおうと、平安時代の装束の配色や香り遊びなど紹介する展示もある。 長岡市の女子大学生(22)は「植物園でまさか紫式部の展示が見られるとは思わなかった。作中に登場する植物も見ることができた」と喜んだ。 11月17日まで。期間中、展示内容は入れ替わる。火曜休館。午前9時半から午後4時半まで。問い合わせは県立植物園、0250(24)6465。