富山県南砺市利賀の食材を巻きずしに 初のコンテスト、高岡龍谷高調理科1位
富山県南砺市利賀地域の食材で巻きずしを作るコンテスト「巻いちゃえ TOGAMURA」が30日、同市の利賀国際キャンプ場で初めて開かれた。参加者はそばやイワナなど豊かな自然の恵みをユニークなアイデアで調理した。 コンテストは利賀の食材の魅力を新たな形で発見しようと、利賀地域づくり協議会(野原宏史会長)が企画した。食や農業関連のイベントを企画している「WAQMIEL(ワクミエル)」(神奈川県、中山拓哉代表)が協力した。 利賀地域で過疎化や地域活性化について研究する慶応大ゼミ「トガプロ」のメンバーや地元住民でつくる団体、富山大料理サークルの学生など計6チームが出場。イワナの燻製(くんせい)やそば、赤カブの漬物など用意された20種類の特産品から2種類以上選んでレシピを考え、75分の制限時間内に調理した。 東京在住の巻きずし作家、八幡名子さんや田中幹夫南砺市長、野原会長ら5人が審査。見た目や味、独創性など5項目で評価した。
1位は高岡龍谷高校調理科が輝いた。赤カブやススタケを使った彩り豊かな巻きずしで、チーム代表の川津遥斗さん(1年)は「色合いを意識した。利賀の食材はどれもおいしかった」と笑顔で話した。 優勝チームのレシピはチラシにまとめ、利賀市民センター内の「利賀ストア」で配布する予定。