“関西シリーズ”で盛り上がった日本シリーズだが……。基本を疎かにした守備。両チームに目立った凡ミス【伊原春樹の野球の真髄】
第4戦の7回、何でもない三ゴロをエラーした佐藤輝[写真=牛島寿人]
両リーグのチャンピオン同士が戦う日本シリーズは最高のプレーを見せなければならない。黄金時代の西武でコーチを務め、その後、西武監督や巨人ヘッドコーチとして何度も日本シリーズを経験してきた私が強く思ってきたことだ。だから、今年の日本シリーズはオリックスと阪神の激突で“関西シリーズ”として盛り上がったが、両チームに凡ミスが目立ったことが非常に気になった。 7試合で失策数は阪神8、オリックス7の計15。例えばけん制悪送球に投手のバント処理のファンブルや悪送球も目立った。後者は打球に対してダッシュして、しっかり正面で捕球したことを確認してから軸足を送球方向に向けて投げるのが基本だ。だが、ファンブルしてしまうのは・・・
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週刊ベースボール