“駆け込みトレード“で…開幕直前に移籍した現役選手(2)悔しい”育成落ち”あったが
球春到来を迎えたプロ野球。各球団は補強を終えて、新戦力の活躍や若手の台頭を期待したいところだろう。選手たちは開幕に向けての調整を行う時期であるが、開幕直前にトレードを言い渡されるケースも少なくない。そこで今回は、シーズン開幕直前にトレード移籍をした現役選手を紹介したい。
池田隆英(北海道日本ハムファイターズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/91kg ・生年月日:1994年10月1日 ・経歴:創価高 - 創価大 ・ドラフト:2016年ドラフト2位 トレード加入当初は先発投手として起用された池田隆英。2023年はリリーフとしてフル回転した。 大学では田中正義(現:日本ハム)とともに注目を集め、2016年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。プロ2年目に一軍デビューを果たしたが、同年は先発、救援をこなしたものの、防御率5.91と振るわず。 翌2019年はけがの影響で一軍登板なしに終わると、同年オフに育成落ちを経験。翌2020年も二軍で過ごす苦しい時期が続いたが、同年オフに再び支配下を勝ち取った。 すると、2021年2月に横尾俊建との交換トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍。初年度から開幕ローテーション入りし、3勝10敗と大きく負け越すも、防御率3.94とまずまずの数字を残した。 翌2022年は4試合の登板にとどまったが、2023年はセットアッパーを任されるなど、リリーフで台頭。自己最多の51試合に登板し、26ホールドポイント(1勝25ホールド)、防御率2.86の好成績をマークした。 移籍3年目にして、新たなポジションで飛躍を遂げた池田。活躍が一過性でないことを証明するためにも、真価が問われる1年になりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部