キーマン直撃 DeNA・筒香嘉智、団子状態のセ・リーグ「勝ち抜かないといけない」
あえて足元が不安定な状態で打撃練習を行うのは、5年前に日本でプレーした頃から変わらないという。「力の入り方や地面反力をもらう位置が正しくないと、インパクトで力が抜けるんです」と狙いを明かす。
繊細な感覚を研ぎ澄ますため、試合中の次打者席でも金属バットを振る。細部にこだわる姿勢が、チームを勝利に導く豪快な一打を生み出している。(DeNA担当・鈴木智紘)
■筒香 嘉智(つつごう・よしとも)
1991(平成3)年11月26日生まれ、32歳。和歌山県出身。神奈川・横浜高2年春から2季連続で甲子園出場。2010年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入団。16年に44本塁打、110打点で2冠に輝き球団初のCS進出に貢献。20年にポスティングシステムでレイズ移籍。ドジャース、パイレーツ、ブルージェイズ傘下を経て昨季はレンジャーズとマイナー契約。6月に退団し、米独立リーグでプレー。8月にジャイアンツとマイナー契約を結び、オフに再契約。今季は招待選手としてキャンプに参加し、3月に退団。4月16日、DeNAと契約合意した。185センチ、97キロ。右投げ左打ち。既婚。年俸3億円。背番号25。