米大統領がイスラエル防衛表明、首相と電話会談-G7首脳会議招集へ
(ブルームバーグ): バイデン米大統領は13日夜、イランのイスラエルへの報復攻撃に対し、「可能な限り強い言葉で非難する」とした上で、「イスラエル安全保障への米国のコミットは揺るぎない」との声明を発表した。大統領はこれより先、ミサイルや無人機の迎撃後にイスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談した。
ホワイトハウスが公表した声明によれば、バイデン大統領はイスラエルによるほぼ全ての無人機・ミサイルの撃墜を米軍が支援したと説明し、一体的な外交対応に向け、主要7カ国(G7)の首脳会議を招集すると明らかにした。
これまでのところ、米軍や施設への攻撃は見られないが、あらゆる脅威を引き続き警戒し、米国を守る行動をためらわないと大統領は表明した。
ホワイトハウス高官からの情報を引用し、ニュースサイトのアクシオスが伝えたところでは、バイデン大統領はネタニヤフ首相との電話会談で、イランへのイスラエルの反撃を米国は支持しないと伝えたという。
イランの報復攻撃を受け、バイデン大統領は、デラウェア州私邸での週末の休暇を切り上げてホワイトハウスに向かい、国家安全保障チームと中東情勢を協議した。
バイデン大統領はその後、「イランのイスラエル攻撃の最新情報を得るため、国家安全保障チームと協議を行ったところだ。イランとその代理勢力からの脅威に対し、イスラエルの安全保障に対するわれわれのコミットメントは揺るぎない」と大統領はX(旧ツイッター)に投稿していた。
関連記事
【イスラエル】イラン報復攻撃、米軍が無人機など迎撃-軍被害は軽微
バイデン大統領、休暇切り上げ国家安全保障チームと協議へ-中東情勢
原題:Biden Returns to White House as Israel Braces for Iran Response、Biden Condemns Iran’s Attacks on Israel, to Convene G7 (1)(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Tony Czuczka