マイクロソフトのＴｅａｍｓ抱き合わせ販売、ＥＵ競争法に抵触…欧州委員会が見解
【ブリュッセル＝秋山洋成】欧州連合（ＥＵ）の執行機関・欧州委員会は２５日、米ＩＴ大手マイクロソフト（ＭＳ）がチャットやオンライン会議に使う「Ｔｅａｍｓ（チームズ）」などを抱き合わせ販売し、ＥＵ競争法（独占禁止法）に違反しているとの予備的な見解を表明した。
欧州委によると、ワードやエクセルなどの「オフィス」とチームズをセット販売し、健全な競争を阻害した疑いがあるとしている。
ＭＳは４月、チームズについて抱き合わせ販売を世界的に中止すると発表したが、欧州委は対応が不十分としている。
昨夏、欧州委は、チームズと競合するアプリを展開する米スラック・テクノロジーズの苦情を受け、調査をしていた。
