「学士」取得可能な課程、26年度に新設 山形V.カレッジ・通信制大と併修、情報技術学ぶ
専門学校「山形V.カレッジ」(山形市、山本絵里子校長)は11日、大卒学位「学士」を取得できる4年制課程「サイバーシステム科」を2026年度に新設すると発表した。自校でビジネス実務や人工知能(AI)活用のスキルを習得しながら、開学予定の通信制「開志創造大学」(仮称、新潟市)との併修でより高度な情報技術の理論や知識を学ぶ。 同科は、自校で実習を中心に学び、オンラインで同大情報デザイン学部の講義を受ける。大学ではデータ分析や課題解決への対応、生成AI活用法を学習し、卒業に必要な124単位を取得できる。新設時の定員は4人。デジタル人材の育成を目指す。 入試は書類選考と作文、面接で行われる。学力試験はない。専門学校側は求人紹介や就職対策でサポートする。学費は理系の私立大に比べて2割程度抑えるとしている。 この日、同校で双方の担当者が説明し、山本校長が自校の高い県内就職率や企業とのつながりをアピールした。併修制度は、専門学校と同時に大学にも組み込まれ、卒業時に4年の学校修了で得る称号「高度専門士」と学士の両方を習得できる。大学は新潟総合学園が運営し、26年4月に開学予定。全国の専門学校約40校との併修を予定する。