「勝ち続けて」願い込め 熊本西のプラカード揮毫、札幌北高書道部が担当 /熊本
<センバツ高校野球> 札幌北高(北海道)の書道部員が、23日に開幕する第91回選抜高校野球大会の開会式で使用するプラカードの校名の揮毫(きごう)に取り組んだ。担当したのは21世紀枠の熊本西(熊本)など3校。大役を任された1年生部員3人は入場行進に映える見事な楷書体の揮毫を完成させた。【坂本智尚】 選抜を主催する日本高校野球連盟と毎日新聞社は、第80回記念大会(2008年)から「書の甲子園」の愛称で知られる国際高校生選抜書展で地区優勝した全国10校に、プラカード用の学校名の揮毫を依頼している。札幌北高は昨年の第27回選抜書展・北海道地区で3年連続4度目の優勝に輝いた。揮毫も3年連続。 筆を執ったのはいずれも1年生の女子生徒。顧問の大川修一教諭から「晴れの舞台にふさわしいよう勢いのある字で」とアドバイスを受け、それぞれ約1カ月習作を繰り返した。 熊本西を受け持った酒井愛唯さんは「強豪の九州代表なので、勝ち続けてほしいと力強さに心がけた」。地元の札幌大谷(北海道)を担当した大橋美優菜さんは「地元なので優勝してほしいとの願いを込めた」、札幌第一(同)を任された岸上莉奈さんは「文字を通して選手一人一人を応援する気持ちで」と話した。