【特集】ビール業界の救世主!?いま、じわじわ人気上昇中の「クラフトビール」お酒を飲まない人にも選ばれる魅力とは?ヒットのウラにはメーカー同士の協力も…一時のブームに終わらない勢いの裏側
鮮度が良いものを提供しようと、クラフトビール専用のサーバーまで登場。機械一つにも、美味しさを求めるこだわりが詰まっています。そして、新たな取り組みが―。
京都府の北部・与謝野町。ここで作られるホップは独特の香りが特徴で、そこに目を付けたキリンビールが、与謝野町のホップだけを使ったクラフトビールを作ったのです。市場が先細る中、クラフトの躍進が、農家の売り上げを増やすチャンスとなっています。 (京都府与謝野町のホップ農家・藤原ヒロユキさん) 「日本全体からいうと、ホップ農家は減っていっているのが現状です。高齢で、『もうホップ辞めるわ』と。クラフトビールの市場が広がっていくことで、農家も活路を見出せると僕は思っています」
また、メーカー同士も、この機会を生かそうと連携を深めています。互いの製法を隠すことなく教え合うことで、次のヒット商品が生まれやすい土壌ができているのです。もはや、ひと時のブームに終わらない勢い。作り手たちは、大きな夢を描いています。
(キリンビール・マスターブリュワー 田山智広さん) 「均質的で画一的でつまらなく見えるビール市場が、ワクワクできる市場に見えるようになるのでは。いずれはクラフトビールが、1つのカルチャーとして日本にも定着していくのではないかと思います」 (「かんさい情報ネットten.」2023年12月6日放送)
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