フランス下院選、極右RNがリード固める-最新世論調査
(ブルームバーグ): フランス国民議会(下院)選挙を約1週間後に控え、極右政党・国民連合(RN)がリードを固めたことが複数の最新世論調査で分かった。同党が新議会で絶対多数を確保する可能性を示す予測も公表された。
オドクサが21日発表した世論調査によると、ジョルダン・バルデラ氏(28)が党首を務めるRNの支持率は33%。左派連合(28%)やマクロン大統領率いる与党「再生(RE)」(19%)を上回った。
オピニオンウェイとバエ・ソリスが22日公表した別の世論調査では、RNは6月14日との比較で2ポイント上昇して35%。左派連合は28%と3ポイント上昇し、再生は2ポイント上げて22%だった。
22日に発表されたイプソスの世論調査によれば、RNとその同盟の支持率は35.5%で、左派連合(29.5%)と再生(19.5%)をリードしている。
ルペン氏の極右政党リードも左派連合が差を縮める-仏下院選世論調査
マクロン仏大統領は今月行われた欧州議会選挙で自ら率いるグループが惨敗したことを受け、国民議会の解散と新たな選挙実施を表明した。第1回投票は6月30日、第2回投票は7月7日に予定されている。
下院(定数577)で絶対多数を得るには289議席を確保する必要がある。
オドクサの世論調査によれば、NRと関連候補は250-300議席を獲得する可能性がある。現在は89議席。左派連合は160-210議席になる見通しで、現在250議席の再生は70-120議席にとどまり、大幅に減らす見通し。
オドクサ、オピニオンウェイ、イプソスは今月19日-20日、それぞれ2006人、1009人、2000人を対象にオンラインで質問した。
原題:France’s National Rally Confirms Lead in Snap Election Polls (1)(抜粋)
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Alexandre Rajbhandari