池松壮亮、フィギュアスケートを猛特訓 モチベーションは「キム・ヨナさんが観てくれるかも」
俳優の池松壮亮さん(34)が、韓国で開催中の第29回釜山国際映画祭に現地時間5日、出演作『ぼくのお日さま』の監督・奥山大史さん(28)とともに出席。公式上映が行われ、ユーモラスなトークでわかせました。 【画像】奥山大史監督 映画『ぼくのお日さま』 日本人監督として史上最少年でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出 釜山国際映画祭は、2022年に奥山監督が『Asian Project Market』に本作の企画を出したという、ゆかりのある映画祭。上映後、池松さんは韓国語で自己紹介をし、「釜山からはじまったこの映画を今日釜山の皆さんにご覧いただけること、とてもうれしいです」と挨拶しました。 映画は、田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音(きつおん)のあるアイスホッケーが苦手な少年・タクヤと、フィギュアスケートを習う少女・さくらの小さな恋を描いた物語。池松さんは元フィギュア選手の荒川を演じています。 質疑応答では「キャストの皆さんはスケートをこの映画のために練習したのですか?」という質問に、奥山監督が「荒川役の池松さんはまったく滑ることができない状態から練習してもらいました」と話すと、観客からどよめきが。池松さんは「非常に難しくて、とても苦労しました。何回こけたかわかりません」と振り返りました。そして「もしかしたら、この映画をキム・ヨナさんが観てくれるときがくるかもしれないので、はずかしくないように一生懸命練習しました」と話すと、会場は大きな笑いに包まれました。 最後の挨拶で池松さんは「タクヤ役の越山敬達と、さくら役の中西希亜良は、カンヌ映画祭に参加し、映画祭を満喫した後、“釜山も行けたらいいね”と伝えると、“カンヌより釜山に行きたい”と言ったぐらい、映画祭に来たがっていました」と共演者の思いを伝え、さらに「お土産に、2人から頼まれたオリーブヤング(韓国の美容ショップ)のリップを買ってかえります」とコメント。再度、会場を盛り上げました。 奥山監督が監督・撮影・脚本・編集を担当した本作は、第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション『ある視点』部門に正式出品され、今後、シカゴ国際映画祭、香港アジア映画祭、ストックホルム映画祭などでの上映が決まっています。