入試の集合時間も4時間遅れ、JAFの出動要請200件超え…慣れぬ雪に影響広がる
九州北部地方は、この冬一番の強い寒気の影響によって各地で氷点下の厳しい冷え込みとなりました。路面の凍結による車のスリップ事故も相次いでいます。
路面凍結や積雪の影響で“事故”が相次いだ
この冬一番の強い寒気が流れ込んだ影響で24日朝は福岡と佐賀のほとんどの地点で氷点下を観測しました。佐賀市では歩道に積もった雪を使って子供たちが「雪合戦」を楽しんでいました。 子供「楽しかった」 父親「3年4年ぶりくらいですかね。見ていて楽しいですが、寒いのは寒い」 RKB野島裕輝「午前8時過ぎ、佐賀市の佐賀県庁前です。周辺の道路なんですがところどころ凍結していて運転されている方も慎重に走っています」 路面凍結や積雪の影響で車の事故が各地で相次ぎました。 警察官「事故で車が通れなくなっております。迂回お願いします」
JAFの出動要請は200件を超えた
北九州市門司区伊川の県道では、24日午前3時半頃、道路上にいた男性が雪でスリップした大型トレーラーにはねられ死亡しました。 RKB浅上旺太郎「事故現場の近くです。通行止めになっているので車道に入りますと、一見雪が積もっていないように見えます、非常にツルツルしていて滑りやすいことがわかります」 警察によりますと、男性は運転していたトラックから降りて、車道で何らかの作業をしていたところ、スリップしたトレーラーにはねられたということです。 JAFの職員「とりあえず脱出しましょうかね」 運転手「Uターンしていたらキュルルルと、全部滑った」 JAFは、朝から救援要請の対応に追われていました。前輪にチェーンを装着していました大型トレーラーの後輪が滑り、道路を塞いでしまいました。 JAF・野田部孝さん「チェーンを装着しても峠は滑ってしまうので、山間部は極力、雪の降る場合は通らないように」 福岡県内の雪によるJAFの要請件数は、23日から24日にかけて200件を超えたということです。また、佐賀県内でも23日から24日朝にかけて積雪や凍結が原因とみられる人身事故が2件、物損事故が141件発生しています。