【野菜嫌いシェフが指南】たった1種の野菜だけなのにうますぎる料理・ベスト3
「もっと気軽に料理できるようになりたい」「お店の味に近づくコツを知りたい」「できるだけ手間も時間をかけずに、自炊で節約したい」。そんな人にぴったりのレシピ本が『プロの味が最速でつくれる! 落合式イタリアン』。少ない材料で作れる/時短/ボリューム満点と3拍子そろったイタリア料理こそ、自炊の突破口だと提案している。本書は、料理人人生60年のイタリア料理の伝説シェフ・落合務氏の集大成にして入門レシピ本。第一線のプロとして、ときに家庭人として、同じ料理を何度も作ってきた百戦錬磨のコツを教わります。 【この記事の画像を見る】 ● シェフも7キロ減! 野菜×イタリアンのすすめ ブロッコリーだけ、玉ねぎだけ、なすだけ……というふうに、イタリアには一種類か二種類の野菜をシンプルに食べる料理が多いんです。これって、すごくいいと思いません? オムレツやスープも家庭料理にぴったり。イタリアンな副菜もどんどん作ってほしい。 ● その1「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」 オイルを吸わせた野菜は本当においしい。中でもブロッコリーは一番かもしれない。 やわらかめにゆでたブロッコリーとアンチョビの強いうまみで、いくらでも食べられるぜ。「緑の野菜を食べていない」ってときは、これを作ればいい。 ● その2「ゆでズッキーニ」 イタリアの人たちはゆでたズッキーニが大好き。塩をふって、レモンをぎゅっと搾って、オリーブオイルをかけて、アツアツのうちに食べる。 実際、甘くておいしいのよ。ポイントはズッキーニを水にとって冷ましたりしないこと。とにかくゆでたてが勝負だよ。 野菜の持ち味が生きるイタリア式のシンプルな食べ方。 ● その3「玉ねぎのビネガー炒め」 炒めるっていうよりも、じっくり焼くんだ。触りたくても我慢して、玉ねぎにじわじわと火を通す。そうして端がちょっと焦げるぐらいが、甘さがよく引き出される。 それから、赤ワインビネガーはコクを出す調味料。玉ねぎにもよく合うよ。玉ねぎの新しい食べ方でしょ? 家庭でこそ作ってほしい。 (本稿は書籍『プロの味が最速でつくれる! 落合式イタリアン』の一部抜粋・編集したものです)
落合 務