結構狭い業界「悪い噂」はすぐ広まる! 旧車乗りが必ずお世話になる「主治医」に嫌われない付き合い方とは
主治医と良好な関係を築けていますか?
多くの旧車・ネオクラシックカービギナーにとって救いの神であり、駆け込み寺ともいえるのが主治医の存在です。しかし、主治医との接し方を間違えると、歓迎すべき客だとは見なしてもらえなくなってしまいます。 【画像】日野クルージングレンジャーに乗せられた日産510ブルーバードとボルボP1800がカッコいい そこで今回は、「旧車・ネオクラシックカービギナーが知るべき主治医との付き合い方のコツ」をまとめてみました。
●納期は余裕をもって
あらゆる点検整備および車検がディーラーのように数日で出来上がってくることを期待してはいけません。また「ディーラーでは3日で仕上げてくれた」などと比較するのも御法度です。ディーラーは多くのスタッフが在籍していますが、旧車およびネオクラシックカーの主治医のところは基本的に1人~数人程度。しかも、主治医の腕を頼って多くのオーナーが順番待ちをしている状態です。 イベントやツーリングなど、どうしても間に合わせてほしい予定がある場合、早めに預ける日と完成希望日を主治医とすりあわせる必要があります。それでも遅れることがあるので、余裕をもってスケジューリングすることをおすすめします。この日までには絶対に仕上げてくださいと念押しするのも効果的です。
●知ったかぶりをしない
あなたの頼れる主治医は、その道ではプロ中のプロです。知ったかぶりは一発で見破られます。無理して対等に渡り合おうとする必要はありません。わからないことは正直に伝え、素直に教えを請うのは得策です。多くの場合、懇切丁寧に教えてくれます。 こうして生の情報を得ることで少しずつオーナー側にもノウハウが蓄積されていくのです。聞かぬは一生の恥であり、損なのです。
●DIYは基本的に嫌がられるのでほどほどに
機械いじりが好き&得意なオーナーであれば、基本的なメンテナンスはDIYで、重整備は主治医のところへ……という人もいるでしょう。 残念ながら、手探りでいじってうっかり整備中に壊してしまい、主治医に修理を依頼すると「余計なことしてくれたなあ」と怒られる場合も多いです。主治医が本来の技術を発揮するのは、リカバリーではなく愛車のコンディションを絶妙なバランスに調律してくれるときです。どうしてもDIYで整備したい場合は、事前に主治医へ相談したり、どこまでがお互いの作業領域なのかを確認した方がよさそうです。