春日部共栄の「日本一長い野球部長?」植竹幸一氏が来年4月に新監督就任 名将・本多監督は勇退
春日部共栄(埼玉)の野球部新監督に来年4月1日付で植竹幸一氏(55)が就任することが、5日までに決定した。 【写真】グラウンドへ向かって一礼をする春日部共栄・本多監督 同校で80年の開校当時から45年間、野球部監督を務めてきた本多利治氏(67)が、すでに来年3月末で勇退することを公表している。秋季県大会の準決勝で敗退したことで来春センバツ出場の可能性もなくなり、本多監督は「引き継ぎ期間です」として部員指導などにあたっている。5日、部員たちに伝えた。 本多監督の「だいたい1500人くらい」という教え子の1人でもある植竹氏は、日体大を卒業した92年春から春日部共栄の野球部長を務め、現在に至る。 「本多-植竹」コンビは結成33年目を迎え、植竹氏は関東の高校野球関係者の間では「日本一(期間が)長い野球部長では?」とも言われている。 本多監督によると植竹新監督は「ほんとにしっかりと、ちゃんとした人」。赴任2年目に甲子園準優勝を経験したこともあって「いきなりあれだけすごい経験をしたんだから、もう怖いものなかったと思うよ」と禅譲に太鼓判を押している。植竹氏の後任の野球部長には増田剛氏(44=現コーチ)が同じく来年4月1日付で着任する。