在阪スポーツ紙に「阪神・岡田節」が帰還し大盛り上がり! 1社だけトーンが違う『デイリー』に専属評論家就任の可能性について聞くと「ぜひ来ていただきたいが…」
在阪のスポーツ紙に「岡田節」が3週間ぶりに戻ってきた。11月6日、岡田彰布・前阪神監督の「オーナー付顧問」への就任会見が行なわれ、退任後初めて公の場に姿を見せた。翌日の各紙では岡田前監督の関西弁が炸裂し、売り切れになるコンビニが続出したという。ファンや記者からは「やっぱり岡田はんはええな」という声が漏れてきた。 【完全図解】なぜ「鳥谷監督」が実現しなかったのか? 藤川新監督就任の舞台裏
阪神の“機関誌”のデイリースポーツでは〈ラスト岡田前監督アレトーク〉を復活させ、岡田語録を大きく扱った。日刊スポーツは〈岡田前監督語録・はっきり言うて〉、サンケイスポーツは〈帰ってきた岡田顧問のまあ聞いてえな〉、スポニチは〈新岡田語録・アレやコレやリターンズ〉と新企画が始まったかのようなお祭りムードだ。 「岡田前監督は退任前と全く変わっていなかった。本音とユーモアを交えた岡田語録は健在で、“お~ん”や“そらそうや”も飛び出した。藤川球児新監督へのアドバイスも遠慮がなかった」(虎番記者)
発言に監督時代以上の迫力も
藤川新監督には「自分のチームやねんから……」と好きにやればいいと言いながらも、「秋に紅白戦(3試合予定)なんか意味がないと思うけどな。コーチに楽させたらあかんのちゃう」「今日よかった、明日あかんのんちゃうかなとか、そんなんしとったら1年持たんて。一喜一憂してたらあかん」「新しい練習方法なんかあらへんって。やっぱり継続よ。積み重ねができている選手は来年2月に勝ち残るんちゃう」と岡田流のアドバイスを送った。スポーツ紙デスクが言う。 「秋季キャンプの安芸での球児監督人気も凄いが、やはり岡田前監督の天然キャラには及ばない。球児監督はスタートしたばかりで優等生発言が続くが、それだけに本音の凄みというか、歯に衣着せぬコメントは監督時代より迫力を感じた。各社とも岡田語録の復活を大歓迎している」 そんななか、1社だけトーンが違うのがデイリースポーツだ。各社が「リターンズ」「帰ってきた」といった見出しをつけたが、デイリースポーツだけは「ラスト」とした。阪神OBが言う。 「岡田さんは監督就任前、デイリースポーツの専属評論家をしていた。球団に籍を置いていても専属評論家はできる。藤川監督も阪神の球団本部付SAに就任しながらスポーツ報知の専属評論家をしていたし、阪神球団のSDだった星野(仙一)さんも解説者をしていた。来シーズンはデイリースポーツの専属解説者として復帰するのではないか」
専属評論家に復活なら「語録」を独占?
デイリースポーツに来シーズンの岡田前監督の評論家就任を確認したところ、「監督就任前は専属評論家をやっていただいており、ぜひ来ていただきたいという思いはありますが、ただ具体的なことは何も決まっていません」とした。 もし専属評論家として迎えるならデイリースポーツは岡田語録を独占したいところだろうが、岡田前監督が甲子園球場に顔を出す時は「オーナー付顧問」という立場でもある。来シーズンは“岡田語録”がどのような形で登場するのかわからないが、これからも阪神ファンを楽しませてもらいたい。