大谷翔平、先頭打者で3戦ぶり42号ソロ “5戦3発”で50本塁打・50盗塁『50-50』へ51.2本ペース 5本差でキング独走
【MLB】ドジャース - オリオールズ(8月28日・日本時間29日/ロサンゼルス) 【映像】大谷、衝撃の“片手打ち”42号ソロ弾 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でオリオールズ戦に先発出場。1回の第1打席、2021年のサイ・ヤング賞コービン・バーンズ投手から3試合ぶりとなるホームランを放った。直近5戦で3本目、この一発でオズナ(ブレーブス)との差を5本に広げてキングを独走。シーズン約51.2本ペースでメジャー史上初となる50本塁打・50盗塁の『50-50』を射程に捉え、同じく前人未踏の『43-43』に向け「1本塁打、3盗塁」と迫った。 自身初のプレーオフ進出を狙うシーズン終盤戦で、大谷のバットが息を吹き返した。一時、8月の月間打率が1割台と不調だったものの、直近7試合は28打数10安打2本塁打3盗塁で打率.357と大活躍だ。 23日(同24日)のレイズ戦では、4回に日本人選手としては2011年のイチロー以来となる今季40個目の盗塁を決めると、9回裏、同点の場面で逆転サヨナラ満塁弾でメジャー史上6人目となる『40-40』を、メジャー史上初となる“同日達成”で成し遂げてみせた。 この日は、大谷のボブルヘッドが来場者に配られる特別な日ということもあり、大挙して詰めかけたファンの多さに開場が2時間前倒しになるという人気ぶり。さらには、愛犬デコピンとの始球式が行われるなど、場内は試合前からものすごい盛り上がりとなっていたが、そんな自身のボブルヘッドデーで、豪快な一発を放った。 1回の第1打席、オリオールズの先発、2021年のサイ・ヤング賞コービン・バーンズ投手と対戦すると、カウント1-2からの5球目、87.4マイル(140.6キロ)のスライダーを捉えた。やや泳いだようなスイングとなったが、打球速度102.2マイル(164.4キロ)で打ち上がった打球は、ライトスタンドへ飛び込む飛距離391フィート(119.2メートル)の先頭打者ホームランとなった。 ナ・リーグのタイトル争いにおける主役でもある大谷は「3割・30本塁打・30盗塁」のトリプリスリーをはじめ、ナ・リーグの打撃部門でいずれも上位に位置しているだけに、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来、12年ぶりとなる三冠王への期待も高まっている。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)