スーパーエイトのライブに出演 駒大苫小牧高吹奏楽局
札幌市の真駒内セキスイハイムアリーナで11月2、3両日に開催された男性アイドルグループSUPER EIGHT(スーパーエイト)の「超アリーナツアー2024」に、駒大苫小牧高校吹奏楽局(福井妃羽部長)の47人が出演し、夢の共演を果たした。同グループのヒット曲で高校野球応援ソングにもなった「オモイダマ」を演奏し、約1万人の観客を沸かせた。 3年生19人は両日、2年生28人は14人ずつ分かれて初日と2日目にそれぞれ出演。ステージ中盤に1曲のみ、約3分間の演奏だったが、メンバーと局員との掛け合いもあり、指揮者を務めた3年の武田和花さん(18)は「緊張がほぐれて交流もできた」と笑顔。観客もペンライトを振って声援を送ってくれたという。 出演のきっかけは、7日に放映されたHTB(北海道テレビ)の番組イチモニ。”どっきり企画”で番組スタッフに扮(ふん)したスーパーエイトの安田章大さんが10月3日に来校した。テレビ取材とだけ聞いていた局員は安田さんの登場に騒然。さらに、同ツアーでの共演を打診され、一も二もなく承諾した。 局員たちは本番2週間前に手渡された楽譜を基に、個人練習から全体での音合わせと暗譜、振り付けを急ピッチで進めた。武田さんは小学校時代から同グループのファンで「安田さんが学校に来たことに驚いた。『オモイダマ』は以前から皆で演奏したかった曲」と振り返る。 企画長の黒田日和さん(17)は「緊張感よりもわくわくした気持ちが勝った。大きな舞台で演奏できたことは忘れられない思い出」と語り、「先輩たちの実績があったからこその大舞台で、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめていた。
苫小牧民報