国道にはだしの3歳女児、「おいで」と声をかけ歩道に誘導し110番…迷子を保護した夫婦に感謝状
迷子を適切に保護したとして、佐賀県警神埼署は、同県みやき町の歯科衛生士、中島節子さん（56）と会社員、道秋さん（61）夫婦に感謝状を贈呈した。 【写真】路上歩いていた高齢女性、話しかけても同じ発言…警察署に通報した長崎県佐世保市の夫婦に感謝状
同署などによると、中島さん夫婦は、買い物のため乗用車で外出していた10月23日午後7時20分頃、同県神埼市千代田町の国道上に3歳の女児がはだしで立っているのを見つけた。助手席に乗っていた節子さんが女児に「おいで」と声をかけ、歩道に誘導して、名前を聞くなどした。道秋さんは、車を近くの駐車場に移動させ、110番した。現場は片側1車線で交通量が多く、服装が確認できないほど暗かったという。女児は自宅から外に出て、迷子になっていたという。
今月14日に感謝状を受け取った節子さんは「発見時、女の子は涙目だった。無事にお母さんのところに帰ることができてよかった」、道秋さんは「（車道にいたので）自分が加害者になるかもしれなかった。自転車や歩行者には目を配って運転したい」と話していた。
