74試合指揮して6敗しかしていないアルゼンチンの強さ スカローニはアルゼンチンを「勝利のマシーンに変えた」
粘り強くファイトする集団を作り上げた
準決勝でカナダ代表を2-0と撃破し、アルゼンチン代表はあっさりとコパ・アメリカ2024決勝進出を決めた。 大会前よりアルゼンチンは優勝候補筆頭ではあったが、きっちりと勝ち切ってくるあたりは見事だ。今大会はエースのリオネル・メッシに負傷があったり、エクアドルとのPK戦でパネンカを失敗してしまうなど、本調子ではないところもある。それでも負けない粘り強さが今のアルゼンチンにはあるのだ。 『ESPN』はチームを作り上げた指揮官リオネル・スカローニについて、「アルゼンチンを勝利のマシーンに変えた」と称賛する。 その戦い方は堅実だ。アルゼンチンといえば豪華な攻撃陣を軸とした派手なアタッキングフットボールの印象もあるかもしれないが、スカローニは特別なゲームをする必要はないと冷静に語る。 「飛び抜けた試合をする必要はないと思っている。我々は対戦相手に合わせて戦っている。勝つために必要なプレイをしているんだ」 スカローニは2018年からアルゼンチン代表を指揮しているが、通算74試合で56勝12分6敗と負けが少ない。今のアルゼンチンはメッシの周囲にハードワークできる選手が揃えられており、攻守にファイトできる集団へと進化している。スカローニの下でチームは盤石な状態にあり、決勝のコロンビア戦も優位なのはアルゼンチンの方か。
構成/ザ・ワールド編集部