大阪・難波宮跡公園に商業施設「なノにわ」 25年3月オープン
難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトは、整備を進めている難波宮跡公園(北部ブロック)の商業施設名称を「なノにわ」に決定した。北部ブロック全体の開業は2025年3月下旬、なノにわへの出店は全13店舗を予定している。 【この記事に関する別の画像を見る】 難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトは、大阪市と大阪府によるPark-PFIを活用した整備・管理運営事業を担うグループ。NTT都市開発を代表企業とし、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズが構成員として参画している。難波宮跡公園(北部ブロック)のほか、難波宮跡(南部ブロック)の管理運営事業も同グループが行なう。 大阪市と大阪府は同事業について、2050年の難波宮跡遷都1,400年に向け、国指定史跡の「難波宮跡附法円坂遺跡」の保存活用、未来への継承を図り、難波宮跡の歴史と魅力を体感できるようにすることを目的としている。 NTT都市開発らは、「みんなのにわ なにわのみや」をコンセプトとして同事業に取り組んでおり、難波宮の歴史を引き継ぎ市民が自身の居場所として利用し守り育てていく街の「にわ」と位置付けている。 「なノにわ」の名称は、なにわの“な”という文字に“な”ごむ、“な”じむ、みん“な”、“な”んだか気持ちよい、など想いを込めるとともに、歴史ある難波宮跡が市民に開かれ、多くの人で賑わいが生まれる“にわ”の中の施設にしたいという願いから名付けている。 ロゴは、同事業の一環で復元整備予定の、後期難波宮の内裏正殿の高床構造をモチーフに、名称の中で重要な要素である「な」を象徴的に据えている。英語の小文字でデザインされた「nanoniwa」のロゴタイプは、丸みとリズム感をもち、芝生が芽吹き生い茂る様子や、芝生の上で過ごすここちよさ、楽しさを表現している。 また、国際的な文化が混ざりあう拠点としての魅力と、地域への親しみを同時に発信することを狙い、ひらがなを使用したシンボルマークに英語のロゴタイプを組み合わせている。カラーの緑色は芝生広場のイメージで、黒色で引き締めることで都会の中の公園をイメージしている。 店舗は、カフェ、ベーカリー、納豆料理、多国籍料理、回転寿司、ワインレストラン、クラフトビールなど。建物規模は1階建てが4棟で、約1,817m2予定。
Impress Watch,加藤綾