「2か月で人生を変える」ライザップのダイエット法とは?
たった2ヵ月で人生を変えるーー。今、テレビCMや交通広告などで話題になっているパーソナルトレーニングジムの『ライザップ』の謳い文句だ。口で言うのは簡単だが、実際、取り組んでみるとさまざまな誘惑に負けてしまうのが、ダイエット。しかし、ここでは完遂率90%以上だという。そのダイエット方法について、運営する健康コーポレーションの瀬戸健社長に話を聞いた。 「2ヵ月やってもらえれば、腹筋がバギバギになります」。瀬戸社長は自信を持って話す。体重減の平均は11キロ。会員の中には、体脂肪30%だった70代の男性が体脂肪10%を切った例もあるという。「年齢を問わず、魅力的な体をつくることができます。結果に責任を持っていますから」。通常、スポーツジムは、“場所貸し”であり、トレーニング機材を備えた空間の使用料でビジネスを行っているが、ライザップは、パーソナルトレーナーと目標設定していき、結果を出すことで対価を得る、新しいビジネスモデルとなっている。「幽霊会員を出さない。そこを担当するトレーナーには厳しく言っている」と、トレーナーの存在がこのビジネスモデルの肝となっている。 では、どのようなトレーニングをしているのか気になるところだが、実は、トレーニングに費やす時間は決して多くない。一般的なコースだと、50分のトレーニングを週2回。それでも「負荷の高いものをやっている。ベンチプレス、複数の種類の腹筋、スクワットなど。翌日、腕が上がらなくなるくらい追い込んでもらいます」(瀬戸社長)と、ハードなメニューが用意されている。ここで重要な役割を果たすのがトレーナーの存在だ。「会員の方に甘えを許さない、厳しくトレーニングさせることが大事です。実は、トレーナーには、美容師出身だった人もいて、コミュニケーション力が高く、こういったトレーナーがかなり厳しく、しっかりと筋力アップをサポートしてくれています」。 しかし、本当のダイエットは、週2回行われるトレーニングではない。「ジムに通ってもらう時間は、1週間168時間のうち、わずか2時間に満たないのです。その2時間だけでは結果が伴いません。自宅でできる腹筋などは、可能な限りやってもらいますが、食事管理を徹底してもらいます」。食事管理とは、夕食で糖質(ご飯など)を抜いた食事を摂り、すべての食事でどういうものを摂ったかを写真に撮って、管理していく方法だ。もちろん、管理するのはトレーナー。コミュニュケーション力の高い、甘えを一切許さない“鬼軍曹”が、毎食、管理してくれる。