【広島】得点圏打率.667の“セ界一のリードオフマン”が低調打線のキーマン 5打点はチーム最多
広島の野間峻祥外野手が“恐怖のリードオフマン”として最下位に低迷するチームを浮上に導く。ここまで出場11試合すべて1番に座り、得点圏打率6割6分4厘(6打数4安打)はリーグトップで5打点はチームトップ。「とにかくチームが勝つために、自分のやるべきことを全うできるように」と決意を示した。 打線は直近3カードで4戦連続の完封負けもあり、9戦中7戦が2得点以下。14戦を終え、1試合平均2・21得点は12球団ワーストと貧打にあえぐ。2本塁打も12球団最少と長打力不足も深刻だが、そこでカギを握るのが、野間の打撃だ。昨季は58安打連続で単打を放った時期もあったが、今季すでに106安打した昨季12本の半分の6長打をマーク。2本塁打を放った21年の以降、本塁打こそないが、“Mr.単打”を返上する頼もしさを見せている。 リードオフマンとして、当然ながら得点圏と同様に中軸につなぐ役割も重要。「1番が働くか働かないかで結構(勝敗が)左右されると思う。そこは意識して(打線を)引っ張っていけるように」。セ・リーグ5球団との対戦が一巡を終えた。休養日を挟み、開幕カードで負け越したDeNAとの本拠2連戦(16、17日)から、仕切り直しだ。
報知新聞社