伝統芸能キャラクター化してサブレでPR サトイモからはアイスクリーム 高校生のアイデアと菓子店タッグ あす20日、いちき串木野産業まつりで新スイーツ限定販売
20日の「いちき串木野産業まつり」に向け、鹿児島県いちき串木野市の2高校と菓子店・菊屋がタッグを組み、スイーツを開発した。串木野高校によるサブレと、市来農芸高校によるサトイモのアイスクリーム。各1個を1セット(500円)にして、300セット限定で販売する。 【写真】産業まつりで販売する商品を手に、笑顔を見せる生徒=いちき串木野市浅山
串木野高は地域の課題解決に取り組む「串木野学」の一環。国の重要無形民俗文化財「市来の七夕踊」に登場する張り子の動物などをキャラクター化し、プリントした。2年の井上華凜(かりん)さんは「担い手不足などで苦労する伝統芸能を身近に感じてほしい」。 市来農芸高は生徒が育て、今月収穫したサトイモを使用。粗めのペースト状で、食感や風味を楽しめる。程よい甘さも特徴。2年の大平杏華(きょうか)さんは「愛情を込めて育てた。食べて学校を知ってほしい」と話した。 まつりは串木野地域の中心商店街で開催する。
南日本新聞 | 鹿児島