”円安基調”えさ代高騰などで資金繰り悪化 津山市の酪農業「坂手ファーム」破産手続き開始決定【岡山】
津山市加茂町の酪農業「坂手ファーム」が10月31日に岡山地方裁判所津山支部から、破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。 帝国データバンクによりますと「坂手ファーム」は、1953年創業の酪農業者で、牛乳を地元業者に販売していたほか、チーズやビーフジャーキーなどの加工品を製造し、大手通販サイトなどで販売していました。 2023年12月期には年間売上高約5000万円を計上していましたが、円安基調でえさ代が高騰したほか、燃料費や物流コストも上昇し、資金繰りが悪化していました。 そのため、飼育頭数を減らすとともに、加工品の販売に注力していましたが、事業環境は好転せず、事業の継続を断念したというとです。負債額は約1900万円とみられています。
岡山放送