年金だけで生活している世帯の割合は何パーセント?最新の国民年金&厚生年金の金額も紹介
現代シニアの最新年金事情!2024年度はいくら?
前年調査と比較すると、年金だけで生活しているシニアの割合は減少しています。 ●年金だけで生活する高齢者世帯の割合(前年調査) ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%:44.0% ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が80%~100%未満:16.5% ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が60~80%未満:13.9% ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が40~60%未満:13.5% ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が20~60%未満:8.5% ・公的年金・恩給の総所得に占める割合が20%未満:3.6% なお、2024年度の公的年金については2.7%の増額となっています。以下に国民年金と厚生年金の年金額例を記載します。 ・国民年金(老齢基礎年金):6万8000円(1人分) ・厚生年金:23万483円(標準的な夫婦2人分) 上記はモデルケースとなっているため、実際に受給できる金額には個人差がある点に注意しましょう。 国民年金は保険料が一律となっており、40年間未納なく支払うことで満額の年金を受け取ることができます。厚生年金は働き方や加入期間に応じて年金額が変動し、個人差が大きいのが特徴です。 参考までに、2022年度の「国民年金・厚生年金」それぞれの平均月額を確認してみましょう。
国民年金と厚生年金の平均月額はいくらか
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、「国民年金と厚生年金」の平均月額は以下の通りでした。 ●国民年金の平均月額 ・全体:5万6316円 ・男性:5万8798円 ・女性:5万4426円 ボリュームゾーンは「6万円~7万円未満」となっています。続いて厚生年金を見てみましょう。 ●厚生年金の平均月額 ・全体:14万3973円 ・男性:16万3875円 ・女性:10万4878円 全体の平均が14万3973円となっていますが、男女で約6万円の受給額差があります。 共働き世帯で夫婦ともに平均額を受給できる場合、夫婦でひと月約27万円の年金収入があるでしょう。 ただし、厚生年金の受給額には個人差があります。ご自身の年金目安額についてはねんきんネットやねんきん定期便で確認することをおすすめします。