かごしまこの1年(1)喜怒哀楽で振り返る「選挙イヤー」
南日本放送
ニューズナウでは2024年の出来事を振り返る「かごしまこの1年」を今週からシリーズでお伝えします。16日は県内外で注目の戦いが相次いだ「選挙イヤー」を喜怒哀楽で振り返ります。 【写真を見る】かごしまこの1年(1)喜怒哀楽で振り返る「選挙イヤー」 【喜】~鹿児島市議選、首長選 4月に行われた鹿児島市議選では当選した45人のうち、女性は過去最多の12人。各地で行われた議員選でも女性が躍進し、喜びの声が上がりました。 一方、「女性初の知事誕生」を掲げて現職の塩田康一さんに2人の新人が挑んだ7月7日の「七夕決戦」では… (米丸麻希子氏) 「体育館建設にずっと反対してきた。鹿児島は変わらなければいけない、チェンジしなければいけない」 (樋之口里花氏) 「基地があるとどういうことになるのか。原発が動き続ける都どういう事態を招くのか。情報を県民と共有し県民投票を行って、県政を進めていく」 (塩田康一氏) 「スポーツ・コンベンションセンターもさまざま議論されている。ここが最適。今、整備しなければならない」 事業費が313億円に膨らんだ県の新たな体育館整備や20年の運転延長期間に入った川内原発への対応などをめぐる論戦の末、塩田さんが三つどもえの戦いを制しました。 現職が支持を得た選挙はほかにも。 鹿児島市長選では現職の下鶴隆央さんが共産党推薦の桂田美智子さんを8万8000票差で破り、2期目の当選を果たしました。 県内で今年、首長選が行われた6つの市町村のうち、鹿児島市や薩摩川内市、喜界町など5つの市と町では現職が当選し、「政治の継続」が支持されました。 ただ、国政では… (衆議院 額賀福志郎議長) 「委員長報告の通り、決することに賛成の方は起立を求めます」 自民党派閥の裏金問題に端を発した改正政治資金規正法が成立しましたが… 【怒】政治とカネ~衆院選 「あまり根本的な解決にはなっていない」 「国民が納得していると思っているかもしれないが、ばかにしている」 「政治とカネ」の問題がくすぶる中、「短期決戦」の衆院選に突入。自民党が裏金問題で非公認とした候補の支部に2000万円を支給していたことが終盤に報道されると、野党側は怒りをあらわに。