あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力(9)謎のまま…。ACLで躍動も、Jリーグではさっぱり
2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手をピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。
MF:サーラット・ユーイェン 生年月日:1992年5月30日(32歳) 所属クラブ:レノファ山口FC 2024リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト サーラット・ユーイェンは、タイ代表のMFで、夏の移籍市場でレノファ山口FCに期限付き移籍で加入した。 Jリーグでは近年、チャナティップ・ソングラシンやスパチョーク・サラチャート、ティーラトン・ブンマタンといったタイ人選手がインパクトを残してきた。そんな中でやってきた同国代表のベテランであるサーラットにも期待が集まったものの、J2リーグでの出場はわずか3試合にとどまり、どんな選手かもはっきり分からないまま、11月に今シーズン限りでの期限付き期間満了がクラブから発表された。 サーラットは2022年、タイのBGパトゥム・ユナイテッドFCの一員として、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の浦和レッズ戦にフル出場していた。試合には敗れたものの、ボランチとして高い技術力を発揮し、長短織り交ぜたパスで攻撃の起点となり、十分な存在感を示していた。 J2であれば即戦力になっても不思議ではなかったものの、シーズン途中加入の影響か、フィットする時間が足りなかったのかもしれない。 本人も悔しさを抱えての退団となったようで、クラブ公式サイトでは「私自身がチームを助けることができなかったことをレノファ山口FCのファンの皆様に謝罪しなければなりません」と、サポーターへの謝罪コメントを残した。
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