〝チャリ通〟柳田悠岐が左翼コンバートに自信「動ける体さえあれば大丈夫。まずは打つこと」本拠地で汗
ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が18日、来季の左翼転向に自信を見せた。みずほペイペイドームで練習を行った主砲は、小久保監督が秋季キャンプ中に来季の左翼起用を明言したことについて初言及。「景色や打球の質も変わってくるので、そこは慣れかな」と話した上で「動ける体さえあれば大丈夫やと思います。(右翼も左翼も)そんなに変わらないと思う」と右翼からの転向を前向きに捉えた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 プロ入り後は主に中堅手と右翼手を任され、通算6度のゴールデングラブ賞受賞歴を持つ。一方、左翼手としては通算4試合しか出場経験はなく、レギュラーシーズンでは先発出場した2021年5月2日のオリックス戦(京セラドーム大阪)を最後に左翼には就いてない。それでも「まずは動ける体をしっかり作ること。あとは慣れ」とニヤリと破顔した。 今回のコンバートは小久保監督の〝親心〟が働いたものだ。14年目の今季は5月末に右太もも裏を負傷。シーズン終盤に戦列復帰するも52試合の出場に終わった。来年10月に37歳となるチーム最年長選手だけに、小久保監督は「ライトは(一塁への)送球のたびに(カバーに)走らないといけない。年齢的にも打つ方にほぼ専念してもらって」と、内野へのカバーリングなどが少ない左翼で守備への負担を軽減させるのが狙いのようだ。 このコンバートに伴い、小久保監督は今季は主に左翼を守った近藤を右翼に回すことも明言済み。そんな指揮官の新チャレンジに、柳田は「まずは打つこと。打たんと試合に出られないんで。その上で、しっかり守備も練習したい」と気を引き締め直した。 現在は連日、最近購入したロードバイクで〝通勤〟し、トレーニングにいそしむ。「(トレーニング前の)アップみたいなもんです」と話す表情には、充実感が漂っていた。(石田泰隆) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社