優勝戦1号艇の下寺秀和

　15日、多摩川ボート「デイリースポーツ賞」は最終日を迎え、12Rで優勝戦が争われる。1号艇は予選ラストを2着で締めた下寺秀和。今節は苦戦必至のエンジンを引いたものの、節間の部品交換で機力上昇。伸び重視の調整にして「これなら先に回れば大丈夫かな」と手応えを得ている。節間5走の平均スタートタイミングはコンマ16と遅めだが「10くらいは行きたい」と気合を入れていた。イン先マイから22年4月の徳山以来3回目の優勝をつかむ。 　逆転候補は出足系統を整えて差し込む永田秀二。久田敏之の舟足は平凡だが格上の攻撃力がある。 　＜1＞下寺秀和　2日目のセット交換でだいぶ良くなっている。3日目は直線だけを求めて、追いついていたし悪くない感じ。1枠ならこのままの状態で。 　＜2＞永田秀二　少し伸び寄りで出足系は普通。十分いい足をしているけど、現状の出足では（差しは）入らないのでもうちょっと調整を試してみる。スタートは勘と合っている。 　＜3＞久田敏之　直線はマシになっていた。機力は中堅で上位まではない。回転の上がりがいまひとつなのでグリップをつけたい。 　＜4＞金子和之　ターン回りは好みの感じになっているし、バックの足も悪くない。ただ、起こしてすぐのところが鈍く、スタートがしづらい。ギアケースを点検。 　＜5＞小池哲也　後半は止め過ぎ。でも、足はバランスが取れているし不安はない。今節は抜けている人はいないと思うし、一緒くらいだと思う。ただ、スタートがめちゃくちゃ難しい。 　＜6＞宮内由紀英　回り足が抜群に良く、伸びも展示タイムは良かったり悪かったりするけど悪くない。乗り心地が良くてレースがしやすく、僕向きの仕上がり。（優出は）最後かもしれないし、（進入は）動くかも。