K4、日本でホールワンマンを成功裏に終了!韓ドラの名曲から郷ひろみのカバーまで披露
K4初の大型ホールワンマンとなった、なかのZEROでのライブ「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」が、12月18日(水)に開催された。人気急上昇中のK4の勢いを表すかのように即完売となったこの公演のオフィシャルライブレポートが公開された。 この日は人気インストゥルメンタルユニット「sources」とのコラボレーションという、特別なライブ。始まりを告げるovertureでは、静謐なピアノにヴァイオリン2本の繊細かつ重厚なが響きが織り重なり、そこにべースとドラムが刻むリズムsourcesとのコラボレーションへの期待が一気に高まった。 そして、正装のモーニングに身を包んだK4が登場! 1曲目は「Our Tears」。多くの人気若手俳優が出演した韓国ドラマ「花郎<ファラン>」の劇中を飾る、極上のバラード。彼らならではの美しくエモーショナルなハーモニーで、早くも会場の観衆を魅了。挨拶では、この日が来るのをワクワクしながら待っていたと、日本語で伝えた。 つづいて韓国の人気ドラマより3曲続けて披露。ミニアルバム「K4YOU-K for you-」にも収録された「Touch Love」は「主君の太陽」から、「Don't Worry」は「恋のスケッチ~応答せよ1988~」から、そして、日本における韓流の原点である「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」を披露し、韓ドラの世界へ誘った。 MCでは、「初めてK4を観る人!?」というK4からの問いかけに、会場の半分以上の観客が挙手。多くの音楽ファンがK4に注目して、ソールドアウトしたことが伺えた。 そして、ソロ・メドレーへ。トップバッターのフィリップは、五輪真弓の大ヒット曲「恋人よ」の韓国語ver.を披露。同曲は韓国でも長年絶大な人気を誇っている。そんな日韓を繋いだ名曲を感情たっぷりに歌い上げた。2番手のジュジュは「ウォルハガヤク」というトロット曲を披露。K4が結成されたオーディション番組「ハロートロット」で1位を獲得した彼ならではの、トロット特有のこぶしをきかせた歌唱に観客は惹き込まれた。そして、名門ソウル大学の声楽科を卒業したジュンがオペラ曲「IL MOND」をイタリア語で披露し、ド迫力の歌声を轟かせた。ソロコーナーのラストは、リーダーのヒョンミン。敬愛してやまない玉置浩二「メロディー」を日本語で切々と語りかけるように歌った。 その後、ファンの間でも人気のトロット・メドレーへ。韓国では世代を超えて愛されているキム・ヨンジャ「アモール・ファティ」など思わず体が動くメドレーで会場のボルテージが一気に上がる。そして、再び韓国ドラマからの一曲「会いたい」。韓ドラの名作「天国の階段」からの極上のバラードで1部を締めくくった。 15分の休憩をはさみ、2部がスタート。sourcesが奏でる軽やかな旋律に乗せて、1部とは打って変わってオレンジがかったゴールドという鮮やかなタキシード姿のメンバーが登場。ドラマ「ごめん、愛してる」で使用され、韓国で大ヒットした中島美嘉の永遠の名曲である「雪の華」の韓国語ver.を披露。同曲は、USENリクエストランキングで3週連続1位を獲得した、K4にとっても多くの人に知られるきっかけとなった大切な一曲だ。 つづいて、「時の流れに身をまかせ」。誰もが知る名曲が、彼らならではのハーモニーで新たに生まれ変わった。そして、彼らにとっては、日本で活躍したアジア人歌手の先駆者、テレサ・テンへのリスペクトを込めた選曲でもあった。 ここで、K4がsourcesのメンバー、ピアノ・野津永恒、ヴァイオリン・日髙隼人、ヴァイオリン・加賀谷綾太郎、サポートメンバーのベース・TAKA、ドラム・相良洋行を紹介し、sourcesオリジナルのインスト曲「鍔迫/TSUBAZERI」 へ。緊迫感あふれる一曲を、アクロバティックな動きを交えながら奏でた。最高のパフォーマンスへの驚愕と感嘆を、K4が日本語で興奮気味に話しながら再び登場。高まった会場のボルテージに応えるように、韓ドラ「梨泰院クラス」をリメイクした日本の「六本木クラス」より「Start Over」をこぶしを突き上げならら熱く歌った。 そして、今月11日にリリースされたデジタルシングル「LOVE~縁~」。究極のラブソングであり、ファンとの縁を歌ったバラードを初披露。しっとりした空気の中、さわやかなイントロが鳴り響き、韓国版「花より男子」劇中歌としてSHINeeが歌ったポップチューン「Stand by me」へ。 その後、メンバーが「皆さん、是非立ってください」と呼びかけ始まったのは何と「GOLD FINGER99」! 郷ひろみのあの超アッパーチューンを、この日のためにメンバー自らが考えたダンスを交えて、会場を煽った。さらに、韓国人ラッパーPSYが2012年に放った世界的大ヒット「江南スタイル」を披露。直前にK4メンバーが考えたアイデアだというサングラスをかけてのパフォーマンス。日韓の誰もが踊りたくなるハイテンションチューンで、なかのZEROが熱狂のダンスホールと化した。 最後に日本デビューシングルの両A面曲「Bye Bye Bye-Japanese version-」。レゲエのリズムに哀愁漂うメロディーを湛えた一曲。タイトル通り同曲でコンサート本編は終了、K4の4人は感謝を告げながらステージから去っていった。 するとすぐさま、アンコールの大合唱が。そして、この日だけのスペシャルChristmas Songメドレーで登場! 定番曲「ホワイト・クリスマス」~「赤鼻のトナカイ」を、韓国語詞を交えて歌い、ずっと親しんできた定番曲が、とても新鮮に響いた。 そして、デビュー曲「Love Storm」韓国語verへ。待ってましたとばかりに、客席からコールが沸き起こった。このライブのラストを飾ったのは「アイノカタチ」。名曲のカバーでありながら、日本デビューから約1年、ここまでのK4の軌跡、そしてこれからのK4の未来を映し出しているかのような歌詞をメンバーが時折涙を見せながら歌い、ずっと応援してくれているファンとこの日初めてK4を体験した人々とで紡ぎ出したアイノカタチ。この上ない幸せなエンディングで、K4初のホールワンマンは終了した。 翌19日には、ファンクラブイベントを開催したK4。今回は約4ヶ月ぶりの来日であったが、日本デビュー以来、日本に長期滞在してきたK4とファンにとっては、長いブランクの4ヶ月であり、ライブとファンクラブイベントを開催したこの2日間、そのブランクを埋めるかのようなかけがえのない時間になった。 次回の来日は、1月30日(木)に大阪・新歌舞伎座で開催される「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~」。歴史と伝統の大舞台で、今回とはまったく違った趣向のライブを予告。大阪ならではの楽曲も披露する。K4の歌の世界を体験してみてはいかがだろうか。
Kstyle編集部