17歳の坂本怜 全仏OPジュニア初の8強、地元選手にストレート勝ち<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、ジュニア部門の男子シングルス3回戦が行われ、第1シードの坂本怜が第16シードのT・パパマラミス(フランス)を6-4, 6-4のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。 【坂本 怜 全仏Jr3回戦 1ポイント速報・結果】 17歳の坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)ジュニアの男子シングルスで優勝。日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した望月慎太郎に次ぐ2人目の四大大会ジュニア制覇の快挙を達成した。 さらに5月27日付のジュニア世界ランキングでは初の世界ランク1位に立ち、今大会を第1シードとして迎えた。1回戦では同33位のW・レヒトマン・ヴィンチゲラ(スウェーデン)、2回戦では同202位のL・ミゲル(ブラジル)を下し大会初の16強入りを決めた。 3回戦の第1セット、坂本はファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。自身は第3ゲームで2度のブレークチャンスを活かせなかったものの終盤となる第9ゲームでブレークを奪い先行する。 続く第2セット、開始からブレークチャンスを掴んだ坂本。第6ゲームではこの試合初のブレークポイントを握られるも強烈なサーブで凌ぐと直後の第7ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは3本目のマッチポイントをものにし、1時間24分で勝利した。 勝利した坂本は準々決勝で18歳のL・カルボニ(イタリア)と対戦する。カルボニは現在プロツアーであるITF大会を主戦場としているためジュニア世界ランキングには入っていないものの、ATP世界ランキングでは坂本の992位を上回る705位となっている。
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