明豊・川崎監督「受け身に立たず向かっていけた」 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第7日の26日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、3年連続5回目出場の明豊(大分)が、2年ぶり7回目出場の市和歌山を2-1で破り、ベスト8に進んだ。 【明豊vs市和歌山の試合を写真特集で】 ◇明豊・川崎絢平監督 (打順の大幅な入れ替えは)左バッターが鍵になると思っていたので、調子のいい選手にできるだけ多く回るように。一巡目で対応するのは難しいと思ったので、小園(健太)投手がもし後ろ出てきたとしてもいいバッターに2回、3回、回るようにした。 (代打の竹下聖人選手が決勝打)打撃の調子はチームでも1、2を争うぐらいの状態だが、今日は点数が取れないということで守りの布陣で、竹下はいい場面では必ず行こうと思っていた。気持ちが前面に出る選手なので追い込まれても食らいつき、良かった。 (投手陣は1回戦とは見違える投球)初戦がふがいない状況で野手がカバーした。今度はピッチャーでカバーするという気持ちを持っていた。この試合はピッチャーがカバーできないと勝てる要素が全くなかったので練習から気合が入り、やり返してやろうとゲームに入れた。 (大会屈指の好投手の小園投手に勝った)攻略できたか分からないが、ロースコアで1点をもぎ取る、絞り出して1点を取るというのを、対戦が決まってからずっと言ってきた。(小園投手が)いいピッチャーであるが故に、受け身に立たず向かっていけた。 ◇「つなぐ野球できれば」幸修也主将 今日の市和歌山戦に向けて練習を重ねてきたので、勝利できて本当に良かった。無失策にとどめ、守備からリズムを作ってロースコアで勝利できたことには大きな意味がある。1回戦でも打線は調子が良かったが、改めてチーム皆が「つないでいこう」という意識を持ってやっていた。それを全員で出来たのも良かった。練習時から小園(健太)投手への対策を練って、打撃マシンの速球を打ってきた。マシンの球ほどは速くなかったが、対策の成果も出て良かった。次戦も強い相手になると思うが、とにかく(打線を)つないでつないで、明豊らしい野球を見せることができたらいいなと思っている。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。